YouTuberとしてそこそこ成功する方法

今の若い世代はネットの動画視聴が当たり前です。

博報堂の調査によると、テレビをメインに視聴している10代~60代の男女の合計を100%とすると、そのうち10代の割合はたったの2.2%でした。一方でネットをメインに視聴している10代の割合になると14.4%に上がります。またスマートアンサーの調査ではYouTubeをほぼ毎日閲覧していると答えたのは10代男性で71.7%、女性で57.0%にも達しています。

動画視聴と言えばYouTubeで、特にYouTubeに継続的に動画投稿するYouTuberは若い世代にとっては芸能人よりも親近感が高く、同時に憧れの存在となっています。そういった背景からYouTuberになりたいという人も増えています。実際に、子供のなりたい職業でも上位に入るほどです。

ですがYouTubeの黎明期ならいざ知らず、現状は芸能人も次々に参入し、競争は激化しています。人気アイドルグループの嵐はわずか1日で登録者250万人を達成しましたが普通の人にこんなことはできません。

では、これから新規参入する個人が勝つ方法はあるのでしょうか。個人的にはトップのYouTuberや既に知名度のある芸能人のように「大成功」は難しいですが「そこそこ成功」する方法はあると思います。

それでは見ていきましょう。

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そこそこ成功する方法

”そこそこ成功”の定義

YouTubeで「大成功」するとはどういうことでしょうか。

思い浮かぶのは「ヒカキン」や「はじめしゃちょー」などの芸能人並みのスターのことでしょう。こういう人たちは一本の動画で数十万~数百万回再生は当たり前、テレビやCMにも出ますし、街を歩いていても高確率でファンに声をかけられたりします。

年収という意味でもYouTubeの広告収入だけで億単位、それに加えてさまざまなイベントやメディアでの活動の収入があります。

これがYouTuberとしての「大成功」です。しかしそのようになるには、先行者利益(YouTubeサービス開始初期からの動画投稿)はもちろんのこと、容姿(美男美女というわけではない)、キャラクター、才能、そして運などさまざまな要素が絡み合った結果、ほんの一握りだけが到達できるポジションなのです。

一方ここで言う「そこそこ成功」とは、YouTuberとして一定の固定視聴者(アンチも含む)が付き、収益化できるようになることです。そして、欲を言えば動画だけで食べていく、もっと言うと一般的なサラリーマンをやや上回るレベルの収入に達すること、と定義します。

反面教師になれ

ではYouTuberとして「そこそこ成功」するためにはどうすればいいのでしょうか。

結論から言いますと、「人の反面教師になれ」ということです。

つまり動画を見た人が「こんな人にはなりたくない」「こうならないようにしよう」、もっと言えば「まだこんな人がいるから大丈夫」「こいつよりはマシ」と思われるような生き方を体現するのです。

具体的には以下のような関係です。

(視聴者)ダイエットしなくちゃ

→(YouTuber)暴飲暴食する

(視聴者)整理整頓しなくちゃ

→(YouTuber)ゴミ屋敷に住む

(視聴者)節約しなくちゃ

→(YouTuber)無駄遣いする

多くの人は自分の生活や生き方を見直したいという欲求があります。しかし、たとえばお正月に「今年は痩せよう」などと誓いを立てても、結局面倒くさくなってやらずに終わることも多いですよね。そして少なからず自分の中で罪悪感が残っているものです。

そういうときに、手っ取り早く気持ちを紛らわすにはどうすればいいでしょうか?

答えは「もっとダメな人を見て安心する」です。

根本的な解決にはなっていませんが、一時的にでも安心感を得たり、自分を正当化することはできます。人間とは残念ながらそういう生き物なのです。

そういった人々の複雑な思いにYouTuberとして一心に応えてあげれば良いのです。では具体的なYouTuberでその例を見ていきましょう。

具体例

【デブ】体重140kg男の1日摂取カロリーvol.9

ブチかまし

吉本のお笑い養成所の同期3人のチャンネル。大食いの動画をほぼ毎日投稿しています。大食いジャンルは女性も含めていろいろな有名YouTuberがいますが、特異体質なのか、食べたものを視聴者が分からないところで吐いたりしているのかわかりませんが、体型がまったく変わらなかったりします。ですが、このチャンネルのYouTuberたちは食べ過ぎでちゃんと太っていっています。そして何よりもメインの立山氏は、暴飲暴食のせいでとうとう「糖尿病」になってしまいました。それでも食べ続けているので、ガチ感があります。また視聴者には女性も多く、ダイエットの代わりにこれを見るというコメントもよく書き込まれますので、そういう体重を気にする女性のニーズもつかんでいます。つまり、命を削ってまで呆れるほどの暴飲暴食をしている人を見れば、少々自分のダイエットが上手くいかなくても安心したり、逆にこうならないようにしようとダイエットを頑張る励みにもなるのです。

2020年1月現在、チャンネル登録者は15万人以上おり、YouTubeの広告収入を三等分したとしても、各々がサラリーマン並かそれ以上の収入は確保できているように思えます。

20000本のゲームソフト所有!ゲームまみれの自宅を全公開!【ファミコン芸人フジタ】

ゲーム芸人フジタ

グレープカンパニー所属のゲーム芸人。自宅や倉庫などに数万本のゲームソフトを所有している。スーパーマリオなどゲームも上手いです、最大の「芸」は自宅に大量に積み上げられたゲームソフトの山です。ほとんどスペースがないにも関わらず、それでも次々に大量のゲームソフトを買い続けています。なのでチャンネルのメインは通販ショップから届いた段ボールの中のゲームを開封する買い物となっています。視聴者はレトロゲーム好きな男性が多いものの、買い物依存症的な破滅型の生き方や、部屋がどんどん乱雑になっていく様子を呆れながら見るという人も多くいます。なるべく余分な物を買わず、持たないようにする断捨離やミニマリストに好意的な世の中の流れと逆行しているからこそ、視聴者の気を引くのだと思います。

2020年1月現在、チャンネル登録者は5万人以上います。いろいろな場所に借りたゲームの保管スペース代だけで月に35万以上の支出があるとのことですから、芸能界での仕事とも合わせてにはなりますが、普通のサラリーマン以上の収入があることは間違いないでしょう。

その他に挙げたいのは「ピロヤン50歳無職の日常」です。文字通り無職の男性が日々の生活をアップし、月末には貯金がどれくらい減っているかを報告するコンテンツです。開始時の貯金額は1000万円でした。無職なのに、アイドルのコンサートに散財したり、高い買い物をしたりとあまり節約しないことからアンチコメントなどもよく付いています。

それから投資系YouTuberとしては知る人ぞ知る「ドラFX」です。海外FX取引でめちゃくちゃなトレードを行い、毎回数百万円レベルのロスカット(ゼロカット)を喰らっています。不動産の社長業をしているらしく、軍資金はあるようですが、トレードに大切な資金管理をするという概念は全くなさそうです。

いずれもお金を大事にする、節約するという主流の生き方とは真逆ですが、そこが反面教師としての役割を果たして視聴者を惹きつける要因のように思います。

テレビ離れの理由

昔の芸人と今の芸人

話は少々ずれますが、テレビ離れが加速した理由は何でしょうか。

予算の削減や規制の強化、いろいろな理由があると思いますが芸能人、特にお笑い芸人の位置づけの変化もあると思います。

かつて芸人の地位は軽く扱われていました。明石家さんまなどがテレビに出だした時期です。よく言われるのは芸能人が集まって運動会をする番組で、芸人が男性アイドルなどを出し抜いて徒競走で優勝したら番組スタッフに怒られたり、クレームが来たりする世の中だったのです。一般の視聴者は芸人がテレビでふざけたり軽んじられたりするのを見て「バカだなぁ」「こんな風になっちゃダメだ」という感想を持っていました。

もちろん当時からテレビに出ている芸人は一般のサラリーマンには及ばない収入や、華やかな社交などはあったはずですが、そういった「楽屋裏」は世間に十分に伝わっておらず、とてもまともな人が目指す世界とは思われていませんでした。

それがいつしか芸人の地位が向上し、現在ではバカにするどころか「場を仕切れる」「空気を読める」「頭の回転が速い」「トークが上手い」など一般の認識はガラリと変わっています。むしろ、芸能界のヒエラルキーの頂点にお笑い芸人がいるという状態になりました。芸人はもっとも多くお金を稼ぎ、女優やアイドルと結婚し、猫も杓子もお笑い芸人の養成所を目指す世の中となりました。一発屋や奇抜なキャラの芸人でさえも、世に出れば普通の会社員の年収分の「月収」だったりするからです。

芸人をみて「ダメな人がいるから安心できる」という思考回路はほとんどなくなり、一定のリスペクトの念をもって見ることが強制されてしまったのです。本当の「ダメな人」を見て精神的な充足感を得たいのに、「ダメな人」のフリした「勝ち組」をわざわざ見るのは本末転倒だ、となったことにテレビ離れの一因がある気がします。

YouTuberの役割

今のところYouTuberは芸能人よりリアルで、世間から「ダメな人」の烙印を押されても不思議でないほど自分の人生をリスクに晒している人たちがいます。そういう人たちがかつてテレビの芸人たちに暗黙的に課せられていた「ダメな人」「反面教師」の役割を担い、視聴者の精神的ニーズを満たしてあげているのです。

もちろん今や大手芸能事務所も参入しており、テレビと変わらないスタンスで動画を作っているYouTuberも増えてきました。「ガチ」を装いつつ、電波少年のような尖った企画をそのままYouTubeでやっているものもありますが、結局は演出(やらせ)がほとんどです。さらにリスクを取るという意味では、物申す系や炎上系など敢えて物議を醸すことをやって反面教師になるという方法論も存在しますが、他人に迷惑をかけるコンテンツは今後もGoogleによって規制されていく可能性は高く、決しておすすめできません。

それよりも自分の身体、財産、時間なんでも良いですが自分の人生だけをリスクに晒して、他人の反面教師になれば、YouTubeで「そこそこ成功」するポテンシャルは秘めていると思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

YouTubeは新規参入が増えて分散化しており、人気YouTuberでさえ再生回数が減少傾向だと言われています。また不適切なコンテンツに対する規制も強化されており、わざと炎上させて広告収入を稼ぐといったことはますます厳しくなります。そして当然に景気動向の影響を受けるため、企業の広告費用が減れば広告単価も減ります。

ですがそんな中でも反面教師たる存在のニーズは一定程度あると思います。なぜなら、人には自分の人生をより良くしたいという根源的欲求があるからです。本来であれば、良くしたいと思う人が目指すべき目標、ロールモデルになれと言いたいところですが、完璧な人やちゃんとできてる人をみても残念ながら面白くありません。そして、人生を良くしたいと頭では分かっていてもその通りに実行できるほど人間は強くありません。ダイエット一つとってもわかると思います。

人生をより良くしたいけど、なかなか思った通り実行できないという人々のもどかしさを一時的にでも解消してあげる反面教師としてのYouTuber。相当なリスクと覚悟が必要ですが、どうしてもYouTubeで成果を残したいと思う方は挑戦してみてください。

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