CFDとCMEの違いとは?

いろいろな金融商品に投資したいと思ったとき「CFD」という言葉を目にすることも多いのではないでしょうか。

さらに調べていくと「CME」と言う用語も出てくるため、似たような言葉で混乱するかもしれません。ですがCFDとCMEの違いは、そんなに難しい話ではありません。

CFDとは、Contract For Difference(コントラクト・フォー・ディファレンス)の略で、差金決済取引のことです。

CMEとは、Chicago Mercantile Exchange(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ)の略で、アメリカにある世界最大の商品先物取引所のことです。

CFDは世界中の様々な投資対象に投資できるデリバティブ金融商品の総称です。

CFDの中に日経平均株価指数を投資対象とする日経225があります。

日経225はシカゴ・マーカンタイル取引所に上場するCME日経平均先物に値動きが連動しているのです。

要約すると

「CFD」の一商品である「日経225」は

「CME」に上場する「日経平均先物」に価格が連動している

という関係性になります。

詳しくみていきましょう。

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CFDとは?

CFDとは差金決済取引のことです。

差金決済とは買ったときの値段と売ろうと思ったときの値段の差額、あるいは売りから入った場合は売ったときの値段と買い戻すときの値段の差額をやり取りするという意味です。たとえば昨日100円で買ったモノが、今日300円に値上がりしているとします。それを売ったときは差額の200円(=300円−100円)を受け取ることになります。

当たり前じゃないかと思うかもしれませんが、ここで大事なのはモノのやり取りは一切せずにお金だけを動かすという点です。

CFDには連動する原資産が必ず存在します。たとえば金、原油、債券、株価指数などです。しかし本物の金や原油を直接保有することはありません。あくまでそれらを買ったり売ったりしたとみなして売買の差額だけをお金でやり取りする、それが差金決済取引なのです。

また、少ない資金で大きな金額を取引できるレバレッジ機能があります。一定の証拠金を証券会社に入れることで、少額の資金でその何倍もの金額を取引することができます。もちろんレバレッジをかけて自分の読み通りに相場が動いて儲かったときの利益は大きいのですが、反対に読みが外れたときの損失も大きくなるので注意が必要です。

CFDは各証券会社ごとに様々な商品ラインナップを用意していますが、代表的なのは日経平均株価指数そのものを投資対象とする「日経225」でしょう。基本的には日々の日経平均株価が上がっていくと思えば買い、下がっていくと思えば売るシンプルな性質の投資商品です。

CMEとは?

CMEとはシカゴ・マーカンタイル取引所のことです。

アメリカにある世界最大の商品先物・オプション取引所になります。農産物、原油、天然ガス、貴金属、株式、債券、FXなどありとあらゆる商品が上場され、電子取引でほぼ24時間取引されています。

ちなみにCMEGとはChicago Mercantile Exchange Group(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ・グループ)のことで、取引所を運営する親会社グループのことです。ニューヨーク・マーカンタイル取引所やカンザスシティー商品取引所を買収して巨大金融グループになっており、アメリカの代表的な株価指数NYダウの算出元であるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社なども傘下に収めています。

CME日経平均先物とは

CME日経平均先物とは、分かりやすくいうとCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)に上場する日経平均株価指数の先物商品です。円建とドル建があり、規模が大きいのは円建です。1日あたり1兆~10兆円の取引ボリュームがあります。商品概要は以下の通りです。

ティックとは原資産の値動きの最小単位です。ティックに従って損益の値幅も決まります。つまり、日経平均株価が5円上昇すると、先物1枚あたり2,500円の利益となります。反対に日経平均株価が5円下落すると、先物1枚あたり2,500円の損失となります。これはあくまで「買い」の場合で、「売り」から入っていればこれらの逆パターンです。

日曜日から金曜日まで取引されており、東京時間との対比は以下の通りです。東京時間ではちょうど土日がほぼ休みになるような形になります。

CFDとCMEの関係性

CFD取引の全体像、CFDとCMEの関係性を図示しました。

投資家は証券会社に一定の証拠金を預け、CFDの売買取引を行います。ここで扱う商品は日経225CFDとします。注文を受けた証券会社は顧客の取引と同種・同量で正反対の売買を行います。これをカバー取引と言い、証券会社がリスクを負わずに中立のポジションを取るために行うのです。相手方は海外のCFDブローカーやプロバイダーなどが一般的です。

さらに海外のCFDブローカーやプロバイダーはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)において、証券会社のカバー取引注文に適合するような日経平均先物を売買するのです。ですから、投資家の注文した日経225CFDは結局のところCME日経平均先物と価格が連動していることになります。

では、なぜこのような周りくどいやり方をするかというと、投資家にとってより柔軟な商品を組成するためです。先ほど見たようにCME日経平均先物にはティックや限月などの商品条件がありますが、CFDにはその概念はありません。証券会社毎にレバレッジは設定されていますが、値幅は±1円です。また証拠金を維持していれば、期限を気にすることなく買い越したり売り越したりすることができるのです。




おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は投資初心者が混同しがちなCFDとCMEの違いを見てみました。

日経平均株価指数を投資対象とする代表的な商品には、他にも大阪証券取引所に上場する「日経225先物」がありますが、CFDの日経225とは少し異なるものです。

どちらに比較優位性があるかは別の記事に載せましたので、ぜひ参考にしてみてください!

日経平均の株価指数を取引対象とするには、大きく分けて二つの方法があります。 日経225先物・・・大阪取引所の上場商品で、取...
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