日経225先物よりCFDをおすすめする理由

日経平均の株価指数を取引対象とするには、大きく分けて二つの方法があります。

日経225先物・・・大阪取引所の上場商品で、取引所を通じて売買を行う

日経225CFD・・・証券会社の店頭商品で、証券会社を通じて売買を行う

細かな商品性の違いがありますが、日経平均株価の株価指数を実質的に売買しているという特徴は同じです。特に「買い」だけでなく、日経平均が下がると思えば「売り」から入ることも可能です。

あくまで個人的な取引経験に基づくと、どちらかと言えばCFD取引をおすすめします。
先に結論を述べますが、日本市場が休みの間に何か予期せぬ事態が起こった場合、いざというときのリスク管理が図りやすいのがCFDのメリットだからです。
詳しくみていきましょう。
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CFDの特徴

CFDとは?

CFDとは差金決済取引のことです。

何じゃそりゃと思う人もいるかもしれませんが、CFDには連動する原資産が必ず存在します。たとえば日経平均先物指数や、金、原油、債券などです。

ですがそれらの原資産を直接保有したり、処分したりする訳ではありません。昨日買った値段より今日の値段の方が高くなったので売りたいと思ったら、その差額だけお金でやり取りするのです。それが差金決済取引です。

また、少ない資金で大きな金額を取引できるレバレッジ機能があります。一定の証拠金を証券会社に入れることで、少額の資金でその何倍もの金額を取引することができます。

もちろんレバレッジをかけて自分の読み通りに相場が動いて儲かったときの利益は大きいのですが、反対に読みが外れたときの損失も大きくなるので注意が必要です。

日経225先物と日経225CFDの大きな違い

日経225先物と日経225CFDにはいろいろと細かい違いがありますが、個人的に考える大きな違いは以下になります。

一つは限月という概念です。日経225先物は3・6・9・12月をメイン限月にその他マイナーな限月もありますが、限月の特別清算(SQ)日を迎えると強制決済されます。含み損を抱えていた場合、その損失が確定し、含み益を抱えた場合は利益が確定します。

一方で、日経225CFDに限月の概念はなく、一定の証拠金さえ維持していれば特定の期日に強制決済されることはありませんので、長期投資にも適合していると言えます。ただし、含み損が膨らみ証拠金不足になれば強制ロスカットとなるリスクもあります。

もう一つは休日・祝日です。日経225先物は日本取引所基準のため、日本の祝祭日はすべて休みとなります。一方で日経225CFDは海外の取引所基準となり、日本が休みでも取引可能な場合があります。

そのほか取引単位や値幅、取引時間、レバレッジの倍率、手数料などが各証券会社毎に定められています。

日経225CFDをおすすめする理由

いざというときに対応できる

日経225CFDが連動する原資産はCME日経平均先物(及びSGX日経平均先物)であることが一般的です。

これはアメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(及びシンガポール証券取引所)に上場している日経平均先物商品に価格が連動しているということです。当然、これらの商品については日本市場と休日・祝日が異なります。

ではもし、日本の休日や祝日中に海外で大きなイベントが発生したらどうでしょうか?

もし大阪取引所に上場する日経225先物でポジションを持ち越していた場合、日本市場がオープンしていない日は、何も取引することはできません。たとえ日本株にとって良くないことが起きたとしても反対売買による損切りをしたり、逆に追加の買い増し・売り増しでチャンスを狙いたくても、ただ黙って指を食わえて見ているしかないというのが現状です。

しかしながら、日経225CFDでポジションを持ち越していたのであれば、海外市場(アメリカ・シンガポール)がオープンしている限りは、すぐに対応することができます。たとえば、日本市場が休みの間に海外のどこかで災害やテロ事件、最悪戦争などが起きてしまったとしも、即座に反対売買での損切りや、追加の買い増し・売り増しなどを行うことができるので、リスク管理やチャンスの拡大を図ることができます。

日本の休日・祝日は狙われやすい

日本にはGWや年末年始のような大型連休があります。

日本市場が長期の休みを狙って海外のヘッジファンドなど機関投資家が仕掛けをしてくることもよく起こります。典型的な例は、2019年1月3日に日本円が薄商いの中で円が買われ続け、ドルロンガーのロスカットを連鎖させながら、瞬間的に4円近くの極端な円高が進行、いわゆるフラッシュクラッシュが起こりました。日本の多くの個人投資家が強制ロスカットの憂き目に遭っています。

これは極端な例にしても、最大の円供給マーケットである日本市場が連日開いていないと、ヘッジファンドの円高仕掛けは成功しやすくなります。そうなると、円高を嫌うCME日経平均先物の上値も重くなり、円高進行と同時に日経平均も急落してしまうリスクがあるのです。

他には日本が休日の間に中東の地政学リスクが上昇するという悪夢のようなケースが2020年のお正月に起こりました。

日本の年末最後の大発会(12月30日)終了後からドル円はどんどん円高に向かいました。ただニューヨークダウなど欧米の株価が堅調だったために、翌年1月2日のCME日経平均は終値ベースで23,690円と大発会の日経225先物ナイトセッションの終値23,450円を上回り、大きく回復しました。

しかし、次の日の1月3日にはとんでもない事件が起こったのです。それは、アメリカのトランプ大統領の命令により、イランの司令官が爆撃され死亡した事件でした。これにより、アメリカとイランは戦争直前の一触即発状態となり、世界中の投資家が悲観に傾きました。為替は一時的に1ドル=107円まで割り込み、CME日経平均は23,270円と前日比420円安の急落となりました。

これが日経225先物のポジションであれば大発会以降、何もできず待つしかないことになります。ですが、日経225CFDであれば、1月2日や1月3日に自分のポジションに対して何らかのアクションを取ることができたかもしれません。

案の定、翌営業日の1月6日大発会は500円安の大幅下げに終わりました。このように、日本の休日を狙った仕掛けや、海外の突発的なイベントにも対応できるのがCFDの強みです。





日経225CFD取引の注意点

レバレッジ

CFDはレバレッジをかけることができます。

一定の証拠金を維持すれば、自分の投資金額以上のお金を動かすことができます。

日経225CFDであれば、10倍が一般的のようです。

つまり100万円の元手で1000万円のお金を動かすかとができるのと同じことです。

自分の読み通りに相場が動けばそれだけ大きな利益となりますが、逆に動けば当然大きな損失となります。くれぐれも、欲を出し資金管理を怠らないように注意したいところです。

海外オープン時間固有の動き

日本市場だけ休場で、海外市場はオープンしているときに、慌てて取引をして損失をこうむるケースがあります。

海外市場だけオープンしているときに何かのイベントが発生して、日経225CFDが大きく下がったとします。そこで慌てて損切りをしたは良いが、日本市場がオープンする頃には上昇して値を戻していたということも考えられます。

日本が休みであるがゆえに何もしなかった(何もできなかった)ときは、助かっていた場合です。ただこれは完全に結果論ですので、しっかりとしたマイルールで損切りをしたのであれば諦めて気持ちを切り替えることも肝心ですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

個人的に、日本の休日・祝日や週末でアメリカの経済指標が発表されるときは、何度もひやっとした場面がありましたので、CFD取引をおすすめしました。

普段は大証の日経225先物をメインでトレードしている方も、念のために予備でCFD口座を開いておくのもいいかもしれません。

海外の急なイベントリスクにも慌てず、むしろ逆手にとって収益を上げられるトレーダーを目指したいものですね。

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